matohu様から小金井薪能に向けたレポートを頂きました!
創作舞踊「黄金桜」の衣装を手がける服飾ブランドmatohu(まとう)は、桜の花びらの精のドレスを、本物の桜の花びらで染めることにした。
協力してくれたのは加賀友禅作家の久恒俊治さん。通常は花びらから常温で染めることは至難の業だが、久恒さんと北陸先端科学技術大学院大学で高分子化学を専門にする増田貴史さんとが共同開発したもの。
桜の花は「兼六園菊桜」という一花に300枚もの花びらをもつ希少な品種。もともとは京都御所にあった木を、孝明天皇が加賀前田家に下賜したもの。金沢の兼六園で大切に守られてきたが、現在は尾山神社の境内に御神木として2本残っている。その御神木から採られた花びらから染料は作られた。
薄いシルクジョーゼットに、本物の桜の色が乗り移り、ダンサーの体を包み込む。当日どんなことが起こるか楽しみだ。
matohu 堀畑裕之 (https://www.matohu.com/)
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